キミの隣に僕がいる

西崎が肉や野菜をグリルの上に置いていく。

優貴は皿や箸の準備。

少しすると、肉のいい匂いがしてきた。

「うまそうだなぁ♪」

さっきとは打って変わって笑顔な悟。

「いっただきー!」

箸で1番大きい肉を悟るが取ろうとする前に、西崎が横取りをした。

「美奈ひでぇ!」

「何?早い者勝ちでしょ???」

「………ケチ。」

「悟、なんか言った?返答によっては態度が変わりますけど?」

「なんでもねぇです。」

『『あはははっ。』』

優貴とついそのコントに見える悟と西崎の姿を笑ってしまった。

「ほんと、2人は仲いいよね。」

「だよな♪てか、俺たちも肉食おうぜ?」

「そうだね。」

「そうそう。悟に渡す肉なんてないんだからねー。」

「美奈ぁぁ…。」
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