キミの隣に僕がいる

「次の日にね、美奈に言われて反省して聖に謝ろうと思ったの。

丁度、聖が教室を出て行ったから後を追ったの。

場所は屋上だった。

最初は謝りにくくて、憎まれ口叩いたんだけど、

お互いに謝ることができた。

それで、昨日までわからなかったはずの流れ星の意味が少し、わかったような気がしたの。

そして、いつの間にか聖を好きになり始めた自分がいたんだ。

委員会決めでね、2人で学級委員になったの。

私は立候補で聖はくじで当たっちゃった。

早いけど、月日は流れてもうすぐ夏休みに入ろうとしてた頃。

こっそりと私と聖はメアドを交換して、お互いを名前で呼び合ってた。

でも、それはただの友だちとしてなのかな。

でも、その時はまだいいと思った。

美奈が1日だけ私の誕生日にoffを取ってくれて、

4人でココナツランドに行くことになったの。

ココナツランドでは美奈と悟、私と聖のペアで回ることに美奈がしてくれた。

あっ…してくれたっていうか、なんかもうその頃から美奈と悟が付き合いだしてたからなのかもね。

短冊のストラップをドーナツ屋で貰って、聖とお揃いのだったの。

そのストラップには''好きな人と永遠に''という意味が込められてた。」












< 111 / 135 >

この作品をシェア

pagetop