キミの隣に僕がいる

「っごめんねっ…。

なんでも、ないからッ…。

話の続きするね……。」

「優貴、無理しな「私が話したいからっ!!」

雅の声を止める優貴。

「雅に、聞いて欲しいの。

もう、後悔したくないの。」

涙を拭って真剣な眼差しで雅を見つめる。

その眼差しで、

雅はもう何も言わなかった。

「聖がね、星になってから、

何にも手につかなかった。

ずっと、隣にいてくれていると思ってた。

あまりにも急で、頭がついていけなかったし、

第一信じられなかった。

でも、美奈と悟が、星高のみんなが支えてくれたから、

少しずつだけど私は元に戻っていったの。

そこに、現れたのが…

失礼かもしれないけど、

雅、あなただった………。」
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