キミの隣に僕がいる
だって、
「なんで高校生ぐらいの人がファーストクラスなの?」
っていう顔だったから。
勿論、
お金は尋常じゃないほどかかってる。
でも、
この人たちは怖すぎる。
「雅、飛行機はもうチケット取ったから。」
「おう!ありがとな。」
「これがチケットな。」
「おう!ってはぁっ!?」
「??雅、どうした?」
「ファーストクラスって何?てか、なんで!?」
驚く俺に言った悟の一言。
「ファーストクラスが、普通だろ?」
はい。
そのとき、目の前が真っ暗になったのはお分かりになるだろう。
まぁ幸い、
チケット代は悟が払ってくれるらしく、
いいんだが、なんだか気が引ける。
だって、何十万もの札束が高校生内で貸し借りされてるんだぜ?
悟は、返さなくていいって言ってるけど、
そんなこと、俺にはできない。
時間がかかってでも返す。