キミの隣に僕がいる

「よしっ!

雅早く行こうぜ??」

「はっ!?お前準備早すぎだから!」

俺より取りかかるのが遅かったくせに、

ちゃっかり準備が終わってるなんて…。

スピードをあげてさっさと整理し終えた。

「よし、悟終わったよ。」

「あーやっと終わったぁ!

早く行こう?
腹減ったぁ…。」

俺と悟はロビーに出た。

「まだ、美奈たち来てねぇのかよー。」

文句言いながらソファに座る。

「女子は、色々とあんじゃねーの?」

「色々ってなにさ!?」

「はっ?

服とかのことだけど…。」

なぜ、そんなに食いつくのかわからない。

「んだよー。雅ってピュアだな。

俺、てっきり勝負のことだと思った。」

サラッと昼間からとんでもないことを言う高校生。

「………。」

悟の隣から少しずつ距離を離していく俺。

「なぁ、冗談だって!」

「何が冗談なの?」

「み、美奈…。」

いつの間にか出てきた西崎。

後ろには優貴もいる。

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