キミの隣に僕がいる
でも、決めたから。
2ヶ月前のこの日に。
『意味分からないことがこれから何度も起きるかもしれないけど、ちゃんと待つ。』
そう決めたんだ。
悟にだって、そう約束したんだから。
「3人って順位どうなの?」
俺が聞くと、次々とすごい答えが帰ってきた。
「俺は4位。」
「私は3位だよ。」
優貴の方に視線を寄せると、
「私は、1位だよ。」
そう答えた。
「はっ!?お前らどんだけだよ!てか、俺こんなに頭いいやつらとつるんでていいのか?」
学年上位の人たちなんて知らなかった。
ましてや、悟が4位なんて…。
俺からのイメージで言うと、毎回のテストで赤点ギリギリしか取れないやつだと思ってた。
「おいっ!今俺のことだけなんか馬鹿にするような考えしてなかった?」
「なんでわかんだよ。」
「なんでわかんだよって本当なのかよ!うわぁ、マジで傷つくわ。」
「しょうがないじゃない。悟は見た目はものすっごく馬鹿に見えるもん。」
彼女の西崎からのキツイお言葉で悟はガックシ肩を落とす。