キミの隣に僕がいる
この時、少し疑問に思った。
2ヶ月前も、黒板の前に立たされてこの系統の問題解かされたとき、
クラス全員と先生までもに驚かれた。
なんか、いっつも悲しい顔をする悟たちに関係があるのかって…。
でも、この問題の解き方とか俺オリジナルだし…。
他にいるわけが、ないと思う。
「優貴ー、もう17時!早くBBQしようぜ。」
「そうだね。じゃあ準備しよっか?」
いつの間にか17時になっていた。
外で、17時を知らせる鐘が鳴り響いている。
「私と優貴は野菜とか切ってから持ってくるから、悟と雅くんはグリルとか道具を持ってきてもらえる?」
『『わかった。』』
俺たちがそう答えると、2人は早速出て行った。
「悟、俺ここの荷物片付けて道具をベランダに持って気安いようにしとくから、道具、持ってきてもらえない?」
「雅、お前ずるい。…まぁ、いいや。片付けが終わったらすぐに来いよ?何気に道具は多いんだからさ。」
「分かってる。」
悟も、部屋から出て行った。