年上王子と新婚旅行☆
そろそろ寝ないと、明日起きられないかも。
そんな時間だった。
『じゃ、もう切るよ。』
「うん。おやすみなさい。」
『…いい夢を。』
「啓飛もね。」
いつもならここで……っ///
って、何考えてんだろ///
「じゃ、ぉ、おやすみっ!!!」
変に意識して、声が裏返る。
きゃあぁっ……!!///
『クスッ……』
「え?」
あたふたしていると、受話器越しに微かに笑い声が聞こえてきた。
『何考えてるの?
……キスなら、明日たくさんしてあげるから。
今日はもう寝なさい?』
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