年上王子と新婚旅行☆
まだ熱いままの頬。
啓飛から水着を受け取って、小さく頷いた。
それを見てか、ガシガシと頭を撫でられる。
「じゃ、着替えたらここで。
その中に日焼け止めもあるみたいだよ。」
そう言い残して、先に砂浜に歩いて行った。
…最後の一言、紳士すぎ。
大人すぎ。カッコよすぎ。
しばらくボーッと背中を見つめたままだった。
砂浜へ行くと、結構たくさんの人がいた。
もう夏だからかな?
今日は祝日だもんね。
そう思いながら、更衣室に向かったのだった。
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