年上王子と新婚旅行☆


ジッと見つめると、こちらに振り返って近寄ってくる。


…?



啓飛の手が頬を滑り、反射的に瞼を閉じる。


その瞬間、肩に温かいものが触れた。




……?


首がくすぐったくて目を開けると、啓飛が首筋に頭を預けていた。




…え!!!!?/////



そんな啓飛に、あたふたしてしまうあたし。

ここ、人たくさんいるのに!!!




「……け、啓飛…?」


「…消毒。

華が汚された。」



え…?


消毒…って?





「お前はもう、ガキじゃねぇんだ。ちょっとは警戒心もて。

…いいな?」





.
< 38 / 90 >

この作品をシェア

pagetop