年上王子と新婚旅行☆
しばらくすると、啓飛がリビングに入ってきて
あたしの隣に腰をおろした。
「明日、車で行く?」
「ぁ……うん。」
顔を上げると、思ったより啓飛は近くにいて
思わず赤面する。
「…なんか、強引に連れていくような感じになっちゃったけど
イヤなら行かなくていいから。
何か用事があったなら、そっちを優先して?」
ふわりと笑って頭を撫でてくれた。
最近、優しく笑ってくれる啓飛にドキドキするようになった。
…今までもしてたけど……
意地悪く笑うときと同じくらい
胸が高鳴る。
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