年上王子と新婚旅行☆
ペロッと舐めてみると、微かに甘い香りが広がる。
……甘い…
「……っ…」
「華、もっとこっち。」
え……
啓飛は目を瞑ったまま、自分の唇を指差す。
……うぅ…////
恥ずかしすぎて泣きたくなってくる。
結婚したって、変わるワケない。
これからもずっとずっと
啓飛にドキドキしながら暮らすんだ。
「……もう…
意地悪っ…///」
「今さら?」
片目だけ開けてニヤリと笑う彼……いゃ、あたしの夫。
ちょっと悔しく感じながらも、その温かな唇にキスをした。
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