年上王子と新婚旅行☆
つい、手の感触が心地よくて
目を瞑る。
「…用事なんてないよっ!!
あたし、啓飛と旅行できて嬉しいよ?
まさか…行けるなんて思ってなかったから……」
あたしは大学生に成り立てだし、
啓飛は仕事があるだろうし、
せっかく安藤さんからもらったチケットだって
お母さんたちにあげることになるだろうと思ってた。
……でも
啓飛がこうしてあたしの休みの日に合わせて、こんな計画を立ててくれた。
それが
とても嬉しい。
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