年上王子と新婚旅行☆
フフフと笑っている女将さんに必死で否定しながら、夕飯を終えた。
「花火かぁ…久しぶりだなぁ…」
「そうかもな。てゆうかお前…随分余裕だな?」
しみじみと窓を見ていると、啓飛があたしに近づいてきた。
トクン…と静かに、でも確実に跳ねる心臓。
「……けっ、啓飛!!!?///」
「こっちは少しも余裕ないのに。
華はなんかヘラヘラしてるし………ムカつく。」
啓飛はそう言い捨てると、あたしの手首を掴んで
そのまま顔を首筋に埋めた。
「っ!!!///っゃ……」
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