年上王子と新婚旅行☆


啓飛に向かって笑うと、それに返すように微笑んで

頭を撫でる速度を速めた。




「…よかった。
行ってくれなかったらどうしようかと思ってた。」



ふふっ……


ちょっとだけ焦った表情をした彼に、口元が緩む。




「まさか。行かないワケないよ!!余計な心配しすぎっ」




そう言って、二人で笑い合ううちに

晩ご飯が出来たみたい。



「華ちゃんー、啓飛ー、ご飯だよーっ」


「はぁいっ!!」



啓飛ママに呼ばれ、リビングを出ようとする……と




グイッと腕を引かれ


唇に何かが触れた。







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