年上王子と新婚旅行☆
3.5″SIDE 啓飛
昨日の花火。
俺は実際少しも見ていない。
結局、華が可愛くて…それをみる余裕がなかった。
「ん……っ…」
寝返りをうつ華に、目が覚めた。
まだ夜中だ。
あれからずっと抱き合っていた俺たち。
きっと、華は疲れただろうから……寝かせてあげないとな。
また機嫌が悪くなるからな(笑)
何も纏っていない華に、手が勝手に動く。
スベスベな肌に心が奮える。
……って、ダメだ。
さすがに寝込みを襲うのはまずい。
はぁ とため息を吐きながら、無防備で眠っている彼女を見る。
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