年上王子と新婚旅行☆


あたしの目には涙が溜まって、今にも溢れ出しそう。




「……ヤダ?」




ブンブンと首を横に振る。




「…じゃぁ、いいの?」


「っ…ゔん゙っ…」




コツンと当てられたおでこ。


一度溢れた涙は、止まることなく流れ出す。




啓飛……


やっぱりカッコよすぎだよ…




「ぅん……うんっ!!!!」


「うゎっ!?危ねぇよ!!!」




勢いよく抱きつくと、グラッと啓飛のバランスが崩れた。


啓飛…




啓飛………



大好き…





.
< 82 / 90 >

この作品をシェア

pagetop