SHINING
悔しげに握り締めた
ボトルが潰されていく。

「メイクは俺の…。
モデルは皇紀さんの得意分野だ。あんたの得意分野はリメイクだろ充分役に立ってるじゃないか」

ニチカに顔を向けた慶吾からは
先程までの刺々しさは抜けた。

「偉そうに…あんたいくつだよ?皇紀君より下なんだろ?」

「27だ…」

「27って…皇紀君より2つ上!」

驚きを隠さない慶吾に
ニチカは息を吐き。

「皇紀さんは立場上俺より上だ」

腕を組み換えた。

「俺達より10上…」

まじまじとニチカを見つめる。

「老けてるわけじゃねぇんだ…。年相応ってか雰囲気が半端なく…渋いんだけど」

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