SHINING
何度目かの口付けの後、
離れていく慶吾を見詰める。

「その瞳は反則でしょ…。
ヤバ過ぎて離せなくなる」

「慶吾君…私ね…慶吾君が…
「待って!」

恵理奈を遮り

「すっげぇ卑怯なのは解ってる。けど…ごめんダメなんだ」

慶吾は一息に言い放った。

恵理奈の胸ポケットから
小型機器を取り出す。

「これもありがとな…。
後は他の奴に頼むから」

立ち上がり
恵理奈を見下ろす。

「恵理奈…放課後…
気を付けろよ…一人で居るなよ」


準備室を出て行った。

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