SHINING
冷たく冷えたミネラルウォーターを胃に流し込み。

「恵理奈遅いな…。
大丈夫なんだろうな?」

誰に言うでもなく呟いた。

「撮影が始まったばかりだろ。
そんなに早く終わるわけがない」

「そんなの解ってる!
大体あんたいつまで居る気だよ?終わったなら帰れば良いだろ?」

慶吾がニチカに吠えるが

「俺はエ…
皇紀さんの依頼で来てる。
皇紀さんの指示で動くだけだ」

ニチカはそれを気にも止めず
淡々と答えた。

その態度が慶吾を逆撫でする。

「何なんだよ!
俺のこと馬鹿にしてんのかよ?
確かに俺が恵理奈に付き添っても何の役にも立たなかったさ…」

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