もも色
「もっもしもし!!?」

……声が裏返ってしまった。最悪……

「やっほ~リカ!あのさ、明日空いてる?」

「えっ…明日学校だよ!!」

「さぼるんだよ♪」

「はっ?休めないよ~。うちの親、厳しいから!!」

「仮病使え。仮病!」

「う~ん………頑張るかぁ!!じゃあ、あとで電話する!ちゃんと起きててよ!」

「は~い」

「うん。じゃあ後でね!」

よしっ出動開始!

「おかぁさ~ん。熱あるっぽいから、明日は家でゆっくりしとくね~」

「大丈夫?後で何か持ってくるわ。もう寝ときなさい!明日、病院行くのよ!」

「はぁ~い。じゃあ、おやすみ~」

部屋に入ってすぐに、タカに電話!

プルルルルッ♪……………ガチャッ

「もしもし~?」

「あっ!タカ?明日休めるっぽい!」

「そうかぁ!!良かった!じゃあ明日、リカんちに12時くらい来る!」

「うん!………って、あたしんち知ってんの!?」

「愛の力で何とかなる!」

「ちょっと!!」

「あははっ!ごめんごめん~じゃあ、また明日!」

「うん。ばいばいっ」

………………さっきの…何だったんだろう…
本気なのかなぁ~…ん~…!!ありえないよね!!うん!!忘れて寝よっ!
そうして、いつの間にか眠りについた。

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