真の赤い糸
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高校に入学して間もない頃、ちょっとした女友達と歩いているとたまたま先生に頼まれた資料運び。
「うー、超重いんだけど~。一体何キロあんのよこの資料ー」
千尋「ほんとだよねー。」
手の上には百科事典のよう資料が三、四冊。
さすがに長時間持っていると手がちぎれそうだ。
するとたまたま通りかかった複数の男子が話しかけてきた。
男子「おー結構重たそうなの運んでんなー。」
「そーなのよー。もう手がちぎれそうでさ~。」
男子「そんなの俺がもってやるよ。」
「ほんとーありがとー!!」
千尋「……………」
友人「それじゃー千尋、私は先に先生のとこ行って次の仕事聞いてくるね!」
そういって友人は先に戻る。
男子「瀬川は俺らがもたなくても大丈夫だよな。」
千尋「え?」
男子「瀬川は楽勝だろ。なんせおとこおんなだし!!こんなの軽いって!」
そう言って男子達はあの重たい資料を軽々と持ちながら先に歩いていく。
私だってすごく重たいのにな…………
手だってちぎれそう……
でも仕方ないよね、どうせ私は女として見られてないし。
もう完全に諦めなれてる私は途中で休憩しながらも運んでいく。
「それ重いだろ?持ってやるよ」
高校に入学して間もない頃、ちょっとした女友達と歩いているとたまたま先生に頼まれた資料運び。
「うー、超重いんだけど~。一体何キロあんのよこの資料ー」
千尋「ほんとだよねー。」
手の上には百科事典のよう資料が三、四冊。
さすがに長時間持っていると手がちぎれそうだ。
するとたまたま通りかかった複数の男子が話しかけてきた。
男子「おー結構重たそうなの運んでんなー。」
「そーなのよー。もう手がちぎれそうでさ~。」
男子「そんなの俺がもってやるよ。」
「ほんとーありがとー!!」
千尋「……………」
友人「それじゃー千尋、私は先に先生のとこ行って次の仕事聞いてくるね!」
そういって友人は先に戻る。
男子「瀬川は俺らがもたなくても大丈夫だよな。」
千尋「え?」
男子「瀬川は楽勝だろ。なんせおとこおんなだし!!こんなの軽いって!」
そう言って男子達はあの重たい資料を軽々と持ちながら先に歩いていく。
私だってすごく重たいのにな…………
手だってちぎれそう……
でも仕方ないよね、どうせ私は女として見られてないし。
もう完全に諦めなれてる私は途中で休憩しながらも運んでいく。
「それ重いだろ?持ってやるよ」