まいひーろー
「お前白石にベタベタしすぎじゃねぇの?」
「ほっとけ。
俺の許可ナシに間接ちゅーした変態男め。」
ワーワーと相沢君と如月君が言い合う中で、あわててウィンナーを拾う私に茜ちゃんはイソイソと隣によってきて。
「アイツの言うことはいちいち気にしたらダメだかんね。
本人ああいってるけど実際変態なのは太陽のほうだから。」
「えっ」
「はいこらそこー。
蕾にへんなこと吹き込まないー。」
如月君と言い合ってたのにもかかわらずグルリとこちらを向いてご丁寧にも言い返してくれる。
よく聞こえるなぁ…なんてのんきに関心する。
「あたしはただ事実を教えただけですー。」
「あんな、いっとっけど、男はみんなエロいの!!」
「いや、そんな開き直ってんのお前だけだから」
「ちょ、おまえ裏切んなよ!」
それから昼休憩終了を告げる放送がなるまで、のんびりとした楽しい時間は続いた。