まいひーろー


―――――ポン、


「!」



急に頭に柔らかい衝撃を受け、ビクッと身体を震わせればワシャワシャと撫でられる。
誰、と目を向ければ、もうすでに姿は無く、代わりにガララッ!と豪快にドアの開く音がした。



「はじめましてっ。
今岡高校から来ましたピュアで純粋な15才、相沢太陽です!」


「おーい。昨日までのんきに来てた奴がいつから転入してきたー。」


つうか、どこがピュアなんだーと呆れた顔をしてツッコむ丸井先生。











………私の視界の中心にいたのは、金髪と同じくらいまぶしい笑顔を浮かべたアナタ。














< 7 / 184 >

この作品をシェア

pagetop