完◆ ぐだぐだ

母が友人と夜遊びに行っているので、(父は夜勤)

―――弟と2人、母を“母親”から解放してあげることにしました。


そんなに若く見られたくて、子持ちに見られたくなくて、


だったら母の希望を叶えてあげます。


最初で最後の親孝行―――



飛び出した。


夜の10時。

私には深夜に思えます。
いけないことをしていると分かっています。


でも、だって。



“お母さん”は私がいらないんでしょう??




私は走る。

母を想い走る。



どうして私なんかが母の娘なんでしょうか。

分からないです。

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