完◆ ぐだぐだ

二人は18歳になるまでは触れないでおこうと決めた。


「する前にいっぱいデートして楽しもうね」
「ああ、もちろん」

くすくす笑い、隣の部屋からの声を真似して遊ぶ。


わざわざ旅行をしながら、濃厚な雰囲気にはならない。

あえてライトにいつもの教室のノリを持ち込む。



友達は流れでしちゃったとか、体だけの関係が辛いだとか、付き合って最初の週末にしちゃったとか言う。

それを批判したり否定するつもりはない。本人が良いなら。


明菜も泰則も、当然年頃なので抱きたいと思うし、抱かれたいと思う。

けれど、どうせならお楽しみはとっておくべきなのではと考えたのだ。


なぜなら。



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