契約恋愛
promise 1
始まりは…
始まりは、中学2年のときだった。
振られて悲しんでる私の元に彼は現れたんだ。
『どうかしたの?』
座り込んでる私の前にしゃがんだ男の子。
『……彼氏に振られたの』
今思うと、何で話したんだろう。
不思議でしかたがない。
『…それは悲しいね。じゃあー復讐しない?』
『ふく……しゅう?』
『そう。俺が彼氏役やって、その彼氏に復讐するの。2000いや、1000円払ってくれたらやってもいいよ?』
はぁ?お金取るの!?
『サイテー!』
パシンと音がして、手に痛みがはしる。
あ、つい叩いちゃった…
『あ、ごめんなさい』