契約恋愛
突然の告白
「うわぁー綺麗」
「でしょ?」
嬉しそうに笑う智紘君と私の目の前には、綺麗な花畑が広がっていた。
「ここ俺の大好きな場所なんだっ!」
へへっと笑って花畑を見る智紘君。
私は彼の隣に座って、花畑を見た。
ほんとに綺麗……
「なんかさ、癒されるよね。花って」
「そうだね…匂いもいいにおいするし」
「うん!俺この香り好き!」
無邪気に笑う智紘君を見て、隣に居るのが真紘だったらいいのにって思った。
真紘だったら、どんなに幸せだったか……
って、これじゃ智紘君に失礼だよ!
ハッと我に返って、花を見ると隣から視線を感じた。