契約恋愛




『ん…で、どうする?』



どうするって……



叩いといてなんだけど…



『……やります』



『ん、了解。じゃあいつにする?』



『明日』



『あ、明日!?…うん、分かった』



こうして私は、彼にお金を払って復讐した。



どうやって復讐したかは、あんまり覚えてないけど。



とにかく彼のおかげで、気分が晴れやかになった。



『ありがとう』



『どういたしまして』



『あの…名前は?私は、葉月美玲』



『俺は、村井真紘。じゃ』



それだけ言うと、真紘は去っていった。


< 2 / 81 >

この作品をシェア

pagetop