契約恋愛
『ん…で、どうする?』
どうするって……
叩いといてなんだけど…
『……やります』
『ん、了解。じゃあいつにする?』
『明日』
『あ、明日!?…うん、分かった』
こうして私は、彼にお金を払って復讐した。
どうやって復讐したかは、あんまり覚えてないけど。
とにかく彼のおかげで、気分が晴れやかになった。
『ありがとう』
『どういたしまして』
『あの…名前は?私は、葉月美玲』
『俺は、村井真紘。じゃ』
それだけ言うと、真紘は去っていった。