契約恋愛




「了解です」



ニコッと笑って、自分と私のバックを持つ真紘。



え、バックは……



「自分で持てるよ!」



「いーって、甘えなさい!たまには」



そういって、鼻歌を歌いながら教室を出る真紘。



私は急いで真紘の後をついていった。



あー楽しみ!



私あのカフェにずっと行きたい!って思ってたんだけど、人見知りで友達いないし…真紘ぐらいしか誘えないんだよね。



「おーここか」



急に立ち止まった真紘に、ボフっとぶつかる。



「いてて……ごめんね、真紘」



「ったく、美鈴はあいかわらずボケボケしてんな~」



「う、うるひゃい!」



「ははは~うるひゃいって何ですか?姫」



うううー



噛んだだけだもん!!!
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