契約恋愛
「何?はっきり言ってよ!」
「……俺向こうで可愛い子に貢ぎまくって金なくなってさ、それを親父に知られて”お前なんか息子じゃない!家に帰ってくんな!”って言われた」
可愛い子に貢ぎまくったぁ~!??
ギロッと拓を睨むと焦った顔をして、私の頬にキスをした。
な……!!
「ごめん、美鈴!やっぱ2年は耐えられなくて、ちょっと……でも俺は美鈴を愛してる!」
「ふ……」
「ふ?」
「ふざけんなーーーー!!」
もうなんなのこいつ!
「そんな怒んないで、ハニー」
バコッ
思いっきり頭を叩いて、リビングを出た。
もうアイツといると、ストレス溜まって私のキャラがおかしくなる。
……ッ何で帰ってきたのよーーーーー!!