契約恋愛
「あんたたち…何してるの?」
「んあ?あー俺今までこいつの家に居たんだ!」
こいつの家?
え?智紘君の家!?
「何で?」
「いや、話せば長くなるんだけど…まぁ短くするわ。俺、こいつに拾われたんだ」
拾われた…
いや、全然意味わかんないから。
何処でどうなって拾われたのか教えてくれないと。
まぁいっか、とりあえず無事だったから。
「そう。智紘君迷惑かけたね。ごめんね」
「いや、別に。全然迷惑じゃなかったよ」
ニコッと笑って、私を見つめる智紘君。
そういえば、智紘君と会うのも2週間ぶりだ。
そんなに会ってなかったんだ……