契約恋愛
promise 3
朱美ちゃん
「じゃ、おじゃましました」
「うん。頑張ってね、美鈴ちゃん!」
「ありがとう」
智紘君に手を振って、もと来た道を戻る。
後は、真紘に伝えるだけ。
でも、もう新しい契約の子いるだろうし…
どうしよう。
今伝えても迷惑だよね?
じゃあ、契約の子がいなくなった後?
うん、そうしよう。
とりあえず、真紘に連絡して聞いてみよう。
かばんから携帯を出して、真紘に電話をする。
『もしもし』
「あ、美鈴です。久しぶり」
『おー久しぶり。どうした?』
「あのさ、今…誰かと契約してる?」