2番目の―女―



「…えぇーっと…こちらのお客様にドンペリピンク頂きました!」


「ごめんね♪これ僕の奢りです!でも僕のお客さん今日結構居るんで…一応卸してもらったって事にしておいて下さい」



「……(・ω・)」

あたしの顔はこんな感じだったと思う。



目が点ってまさにこの事。



ホスト初心者だろうとドンペリくらい知ってるし、金額とか詳しく知らないから尚更高価な物だと理解出来た。



「きゃー!空斗くん大好き♪もう…伝票切り替えてね?空斗くん指名で!」



やっぱり。



「だろぉと思ってたから、さっきあたし龍に頼んだし、もう切り替えてあるよ」


「優美分かってんじゃーん♪」



「愛ちゃんありがとうね?ならこれはお祝いのシャンパンって事で僕達で飲んじゃおう!」


空斗はそう言うと、シャンパンのビンを持つと直ビンで飲みだした。



コールもますます盛り上がり、龍も空斗からビンを受け取り直ビンした。

その後あたしも愛も…。



ホスト初心者のあたしにとってシャンパンを一気するなんて初めてで、尚更直ビンなんて…


本当にキツかった。



でも楽しくて気分良く酔えた。



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