2番目の―女―
愛は早めにDEARから帰って来てくれた。
ほろ酔いの愛に経緯を話す。
「…ん〜遥って聞いた事ないなぁ。どこの店?」
「知らない。聞いてないよ」
「……楽しみ。イケメン?」
「うん…まぁまぁ格好いい。」
そう伝えると愛は鏡とポーチを取り出し、化粧直しを始めた。
時刻はもう朝の7時になる。
眠気が襲って来た頃、あたしの携帯が鳴った。
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遥
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永遠ちゃん起きてるか?
今から向かってもええ?
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寝かけてたよ(笑)
良いよ。
○×町の交差点って
タクシーの運転手に
伝えればOKだから
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そう送り、愛を叩き起こした。
「愛!今から来るってさ〜。起きて!」
「…うー…ん。遅いよ、来んの」
「だね、けどしょうがない。仕事だったみたいだし。多分10分もかからないと思うから」
「……ふぁ〜。よし、気合い入れよ」
何で気合いを入れているのかは分からない。
きっと彼氏候補を探してる最中だからかな?