2番目の―女―


それからのあたしはへべれけだった。


実はお酒が強くないあたし。




チューハイ2缶でふらふらになり、トイレにも愛についてきてもらった。


「…永遠ちゃん可愛らしいな〜」


遥は笑いながらあたしの肩に腕を回した。




「……ち…ちょっと!手」


「ええやん。俺寂しがりやねん」



寂しがりには見えないし。


と思いつつ、お酒が入っているせいで力も入らない。

そのままあたしは遥に引き寄せられ、寄りかかる状態になってしまった。




「ん〜…はなして…ってぇ」


「ええやん!オレらは飲んどこや。あいつらええ感じやしな」



愛の方を見ると確かに良い感じになっていて…

見てられない。



あたしは目を反らしチューハイを一気飲みした。


< 28 / 33 >

この作品をシェア

pagetop