2番目の―女―
それからのあたしはへべれけだった。
実はお酒が強くないあたし。
チューハイ2缶でふらふらになり、トイレにも愛についてきてもらった。
「…永遠ちゃん可愛らしいな〜」
遥は笑いながらあたしの肩に腕を回した。
「……ち…ちょっと!手」
「ええやん。俺寂しがりやねん」
寂しがりには見えないし。
と思いつつ、お酒が入っているせいで力も入らない。
そのままあたしは遥に引き寄せられ、寄りかかる状態になってしまった。
「ん〜…はなして…ってぇ」
「ええやん!オレらは飲んどこや。あいつらええ感じやしな」
愛の方を見ると確かに良い感じになっていて…
見てられない。
あたしは目を反らしチューハイを一気飲みした。