2番目の―女―



「…おい……真司(笑)」


「ん?……………遥やり過ぎ(笑)」



頭がボーッとする。

視界もぼやけてるし気持ち悪い。


「…ん………んを?!」


起き上がるとあたしは遥と一緒に布団の中に居る。


遥は裸。



そしてあたしの上にまたがっている。



「…ん?何やってんの?」



「………は?……いいよって言ってたやん」



「何を?」



「…何をって…永遠ちゃん(笑)」




そりゃ決まってるよね。


遥が裸であたしの服のボタンも外されてるし

やる事は分かってるけど…



頭が混乱してる。




あたし酔って記憶が飛んでる…




「…いいよってあたし言ってた?」


「うん……10分前くらいにな」


「そっか」




あたしはまた目を閉じた。



別に一晩限りの体の関係がイヤな訳じゃないし、何となくこうなる事くらい予想出来たし。


あたし…

いまさら純粋な子演じる理由ないし。



開き直った。




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