2番目の―女―


居候させてもらっている友達も風俗嬢。

あたしはその子が働いているお店に一日体験に行った。


アルコールの匂い

女の子達のパネル写真

部屋の雰囲気


全てが初めて。


ついに働くんだ、あたし。



「…とりあえずシステムの説明とバック…あぁ、給料の事ね。相談しようか」

店長に案内され個室に入り、システムを教わった。


業界用語も何も知らないあたしに丁寧に説明してくれた。

思ったより…給料安いな。


それが第一に思った事。

そりゃ…昼間働いている時に比べたら、大金を手にする。

でも身体売ってこの値段?って感じ。


「もし…このバックで不満なら系列の店行く?……君ならここより高いランクの店で働けるよ」


「…いや、やっぱ初めてだし…友達と一緒が良いんで。」


「そっか。なら次パネ写撮りに行こうか」



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