あの夏の日
「まぁそんなところかな。」



それにしても不覚だった、



海辺で寝てしまうなんて



思い出すと…最悪。



とても恥ずかしかった。



「私は最低だね。」



『どうして?』



「だって見ず知らずの君に、



お世話になるなんて。」



『見ず知らずじゃないよ。』



そうかいとは笑った。



「どうして?」



『だって、僕はあなたを知ってるもの。』





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