あの夏の日
その歓声を集めた



サーファーは



かいと…君だったんだね。




私は



後ろ髪をひかれながらも



車の方へ



歩きだした。




駐車場からも



君のボードを



探した。



君は岸に上がって



顔をタオルで



拭いていた。



気のせいか



目が合った



そんな気がした




きっと、勘違いだね。





『このまま、二人でいたい。』



なおきからのラブサイン。



私はその日



心とは裏腹に、



なおきに身を任せた。



海辺の君を



思い出しながら…





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