あの夏の日
運命
「海が見たい」



私はそうつぶやいた。



かいとは何も言わず、



海へ向かった。



『ぼくのお気に入りの場所だよ』


そこは海が一面に見渡せる



とっておきのスポットだった。



「海が輝いてる。」



私はいつものように、パーカーを


しいて、彼と砂浜に座った。



『きっとまたあなたに会えると
思ってた。』



『そういう運命だったんだね』



「運命…」




『ずっと一緒にいたい。』



そういうかいとの言葉に



再び涙があふれた。




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