あの夏の日
彼に肩を抱かれ、



車の方へ行った。



ふと、彼女はふりむいた。



『目が合ったかも。』



かいとは顔をそらした。



なぜか恥ずかしかった。



胸がドキドキした。



激しいテイクでも



味わったことのない、



胸の高鳴りだった。



『一目惚れかな。』





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