あの夏の日
少し大人ぶって、



ミニのワンピースを着てみた。



脚が自慢だったから



レストランにいるときから、



なおきは落ち着かない様子だった。



ネックレスのプレゼントも、



後ろめたさからかな。




なおきの好きな長い髪。



慣れない香水もつけた。



精一杯背伸びして、



バカだね私…。



なおきにとっては、



数いる女の子の一人だったんだ。


初めて本気で好きになったのに。






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