―黒蝶―

言いながら、ｼﾞｬﾘｼﾞｬﾘ...と砂利を踏んだ。

アタシは自然と笑顔になる。



ココに最後に来たのっていつだっけ…？

―あ。


蓮に告白された日―



じゃあ、秋葉と最後に来たのは？


「お前と最後に来たの、あの裏切りを…」


思い出した。雷蝶の秘密をベラベラ他の場所で喋ってた奴ら。

そいつらを、しめている時に…


何か、嫌な思いでも、いい思いでも。

全部がこの河原にあるんだなぁ…


アタシはしみじみ思った。


すると、秋葉はいきなり立ち上がった。