―黒蝶―
「はい、あの…刹那からプロポーズされました」

「うそぉ?!」


アタシはビックリ。

そして、同時に嬉しい気持ちになった。



ずっとアタシを支えてくれた美羽ちゃん。

大好きな美羽ちゃんが結婚してくれるから…


「美羽ちゃん!幸せにね!」

「はいっ!」



――

――――


その夜、なんとなーく眠れない。

外へ出て、河原へと足を運ぶと。


「蓮?」


先に蓮がいた。

すると、笑顔を見せてアタシを呼んだ。


「七瀬も眠れない?」

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