―黒蝶―
アタシは頷いた。

「俺も」

そして、キスをされる。

いつもより甘い、苺の味…


「アメなめてる?」

「まーね」


アタシは苺味がそんな好きじゃないので、顔をしかめる。



「嫌いだったんだ。じゃあ、口直しに―」

アメを吐き出して、新しくレモン味のアメを口に含みキスをされる。

そして、口の中にアメを入れられる。


「レモン味♪好きだろ?」

「うん!覚えてたの?」

「当たり前、小さい頃から七瀬が好きだったから」



簡単に好きだとか言われると、すごい恥ずかしい。

蓮はそんなアタシの反応を楽しんでるようだけど!


「七瀬?」

「んー?」

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