―黒蝶―
部屋を立ち去ろうとすると、彼女の目から何かが零れた―
―涙?
そして、彼女の震える口から
「蓮」
と呼ぶ声が聞こえた。
…俺は何も言えなかった。
そんなにも強く思ってる相手…
俺には何も出来ないかもな。でも、七瀬?
そいつはライバルだ。永遠の。
チームである限り、俺らはこの運命から逃れられない。
「七瀬…俺にしとけよ」
気づかれないように、
彼女の頬にキスを落とし、部屋を後にした...
―涙?
そして、彼女の震える口から
「蓮」
と呼ぶ声が聞こえた。
…俺は何も言えなかった。
そんなにも強く思ってる相手…
俺には何も出来ないかもな。でも、七瀬?
そいつはライバルだ。永遠の。
チームである限り、俺らはこの運命から逃れられない。
「七瀬…俺にしとけよ」
気づかれないように、
彼女の頬にキスを落とし、部屋を後にした...