―黒蝶―
蓮はハッとしたように身体を離し、アタシを見て何かを言おうとした。
「…ゴメン」
最後に謝ると蓮は姿を消した。
アタシは緊張の糸が途切れたのか、その場に座り込んだ。
「…蓮…」
ぽろっと瞳から涙が零れる―
やば。また泣いてる…
でも、何で泣いてるんだろう?
悲しくもない、怖くもない…
なのになんで?
「っつ!」
アタシは突如、胸の痛みに襲われた。
発作だ。どうしよう、薬は部屋だ。でも、戻る力がない…
「…はあっ、はあっ」
アタシは必死でケータイを出して、秋葉のケータイへと電話する。
でも、出るはずもなく―
「…ゴメン」
最後に謝ると蓮は姿を消した。
アタシは緊張の糸が途切れたのか、その場に座り込んだ。
「…蓮…」
ぽろっと瞳から涙が零れる―
やば。また泣いてる…
でも、何で泣いてるんだろう?
悲しくもない、怖くもない…
なのになんで?
「っつ!」
アタシは突如、胸の痛みに襲われた。
発作だ。どうしよう、薬は部屋だ。でも、戻る力がない…
「…はあっ、はあっ」
アタシは必死でケータイを出して、秋葉のケータイへと電話する。
でも、出るはずもなく―