―黒蝶―
すると蓮は驚いた表情を浮かべ、少し睨んだように秋葉を見た。

そして、すぐに視線をそらした。


「…黒鳥だな」



秋葉は低く呟いた。

「うん...」

「まだ、アジトはばれてねぇ」



…アタシは昨日の出来事を言っていない。

これで良いんだよね?



「七瀬?」




ふいに名前を呼ばれて振り向くと…


唇が静かに重なった。



「なっ///」

「ばーか」


車を走らせる秋葉。そして、黒鳥から遠ざかっていった...


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