―黒蝶―
「蓮…やめて…やだっ!秋葉っ!」


その瞬間彼の動きが止まった。



「……秋葉?」

「秋葉ぁ...」



アタシは泣きながら助けを求めた。

今、アタシを愛してくれている人の名を…



「…なんでだよ」

「えっ?」

「何で敵同士なんだよっ!!」



バンッ!!!!!!!


壁が音を立てた。

すると蓮はアタシから離れ…


アタシのケータイを取り出して、自分のアドレスを登録した。



「連絡するから」



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